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中期ビジョン
「人事のプロ」を100人育てる

スポーツの世界では幼い頃からその競技を選び、日夜、絶え間な いトレーニングを続け、多くの競技者と切磋琢磨し、競い合うことで卓越したスキルを身につけ、経験値を高めたプロフェッショナルが凌ぎを削っています。
起業家も早い人では10代から起業し、
経営者の横の繋がりの中で情報交換をしたり、勉強会などを開いて経営ノウハウを共有し、多くのビジネス書やビジネススクールで学び一代にして日本を代表する企業を作り上げてしまう偉大な経営者たちが群雄割拠しています。

同様に、
人事の世界においても、プロフェッショナルと言える手腕を持った方もいます。
しかしながら、
人事を専門とする学校は非常に限らてれおり、ノウハウは属人の域を出ず、
人事のプロはスポーツ選手よりも起業家よりも一握りといった圧倒的に稀有な存在です。
その理由は、一言で言うと、人事という職業に就く絶対数が少ないためです。
1社につき、1人は人事のプロと呼べる人材がいると仮定すると
現在の10人以上の法人企業数が約42万社であることから42万人が
いると推測されますが、これを労働人口の6,000万人で割ると
0.7%(1,000人に7人)しかいません。

ですが、これは多く見積もっての数字で、専任を置けず兼務で就いているケースなど、実際にプロと呼べる人事は42万社中10社に1社も居ない状況を鑑みると、1万人に1人もいないと言えるかもしれません。
AIが進化していく昨今においても、 人は企業の財産であり、最大の競争力です。
この現状に対して、人事のプロが育たない原因の多くは、その絶対数が少ない事に加えて、人事という仕事が先述の他の業務と兼務で行っていたり、営業など他の部署で成果を上げた人間が数年間経験として就くという慣習があったりするためで、人事畑で専任10年という選手となると非常に少なくなってしまうのです。
また、人事歴10年でも、人事の中に、新卒・中途採用、教育、評価、制度設計、労務、組織づくりなど様々な仕事が分かれており、一つの分野だけをずっとスペシャリストとして行い、専門性を磨いてきたという人間はまた更に少なくなります。
優秀な人間は全部を担い、その経験を基に人事部長、役員へと上がっていくのです。
そうなるとどうしても人事の一分野(例えば採用)のプロが少なくなります。 それを育成する機関もありません。
しかしながら、一朝一夕でプロが育たないこともわかっています。
人事の大学(例え採用の分野のみであったとしても)を作るとしても、カリキュラムだけでなく、実践経験もセットで捉える必要があり、それだけで一代では成し得ない夢となってしまいます。
そこで私たちはまずは
100人の人事のプロ
(特に採用コンサル、採用代行のプロ)
を現場で育てようと考えました。
共に多くの企業の採用に関り、天職に就こうとする個人と接する中で、多くの知見と経験を養う必要がありますが、それが出来てはじめて次が見えてきます。
採用プロ、教育のプロ、評価のプロなど様々な人事のプロの形がありますが、もし100人の人事のプロが1日に1人、相思相愛を創り、天職に導く支援ができたとしたらどうでしょう。
1年で365人、10年で3,650人、30年で10,950人を導けます。
それができる人事のプロが100人集まり、その100人が次の100人のプロを育て、仕事を通じた天職支援活動に30年を費やせば、目安ではありますが、1.095憶人というおよそ日本の全国民を導くことができます。
